上絵付(うわえつけ)

内容説明

【内容説明】

上絵付 (釉上彩)(うわえつけ)


基礎釉を掛けて、高火度で本焼きした後に、 その上から低火度の上絵具を使って模様を描きます。その後、低火度(600~800度)で錦窯と呼ばれる小さな窯で焼き付けを行います。 釉上彩は赤、緑、黄、 紫などの多彩な色をより鮮明に表現することができ ます。


17世紀に「染付」から始まった日本の磁器は、 17 世紀半ばに転機を迎えます。それが「色絵」 です。白磁などの釉面に赤、黄、緑などの色釉や金や銀彩を使って上絵付けする技法です。赤絵や錦手ともいわ れます。中国では五彩と呼ばれています。


色絵磁器の有名なものとして柿右衛門様式と古九谷様式があります。柿右衛門が白磁に赤絵具を基調とし、端正な南蛮赤絵による色絵でヨーロッパ向けに作られたのに対し、古九谷様式は国内向けにつくられました。五彩手、青手、祥瑞手などの 色絵が特徴です。五彩手は器面に窓枠を設け、その中に風景などの絵画、 周囲に幾何学模様などを描きます。 緑・黄・青・紫・赤という五色の絵具で彩り、鮮やかな大胆な意匠です。色絵に金泥や金箔などで文様 をつけた絢爛なやきものを 「金襴手」「赤絵金襴手」と呼び、古伊万里様式ともいいます。